石垣島でトライアスロンがあるって本当?
日本最南端のトライアスロン大会である石垣島トライアスロン。
石垣島の自然を満喫できるとあって人気の大会です。また、持続可能な世界を実現するための目標「SDGs」にも取り組んでいます。
こちらでは大会の魅力やSDGsへの取り組みについて紹介します。
石垣島トライアスロンの魅力
石垣島トライアスロンは、自然に囲まれた島を体感しながらトライアスロンを楽しめることが大きな魅力です。
透き通る青い海を泳ぐスイムでは、熱帯魚が泳いでいることも。
バイクは、市街地を通り山や畑、牧場を駆け抜けるコース。沿道には色とりどりの南国の花々が咲いており、この時期はハイビスカスが満開。南国の街並みを楽しむことができます。
また疲労がピークとなるランでは、島民が声援で盛り上げてくれます。
ポイントとなるのがサザンゲートブリッジです。石垣島のシンボルといえる橋で、青い空と透き通る海、石垣島の市街地や自然が見渡せる絶景ポイント。
勾配がきついのでペース配分がむずかしい箇所ですが、橋の上から見える景色は格別です。
コース設定は毎年同じではありませんが、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのコースの他に、それぞれの距離が短いショートタイプもあるので、トライアスロンデビューにもおすすめです。
参加選手はもちろん応援する家族や友達も一緒に島を満喫できる人気のトライアスロン大会となっています。
おすすめ応援ポイント
石垣島トライアスロンは、沿道の応援と選手との距離が近いのも特徴の一つです。
地元のボランティアや応援に駆けつけてくれた方たちはみなフレンドリー。声援が選手に届きやすく、選手たちからは「パワーをもらえる」との声があがっています。
また給水ポイントも多く、ボランティアの方たちが水を渡してくれたり体にかけてくれたりして、一生懸命サポートをしてくれます。
小学生の応援団とハイタッチする選手の姿もみられ、とにかく陽気で暖かい声援が送られています。
応援場所としておすすめなのは、サザンゲートブリッジのふもととゴール地点。
サザンゲートブリッジは、坂とカーブを駆け抜けるバイクの迫力を体感できます。
ゴール地点は、最も感動的な場面。疲れきってゴールに向かってくる選手たちですが、達成感で笑顔が溢れ出ていたり、家族や友達と一緒にゴールしたり・・・応援している側も心が熱くなります。
石垣島トライアスロンのSDGsへの取り組み
「SDGs(エスディージーズ)」は、Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標、の略称です。
2015年、世界のリーダーたちが集まった国連サミットで「地球が抱える問題を解決するために、国連加盟193か国が2030年までに達成すべき17の目標=SDGs」が定められました。
石垣島トライアスロン大会は、このSDGsの17の目標のうち6つの目標に取り組んでいます。
- 質の高い教育をみんなに
- 初心者講習会を開催し、トライアスロンデビューの方も安心してチャレンジできる環境づくりを行っています。
- ジェンダー平等を実現しよう
- 女性エントリー枠を新設。
安心安全を第一に参加しやすい会場づくり・コースづくりを行い、誰もが参加しやすい大会を目指しています。
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 事務局運営や当日の機材輸送や撮影の移動に電動バイクを活用し、CO2排出量の削減に取り組んでいます。
- 産業と技術革新の基礎をつくろう
- GPSを活用して選手の位置情報をリアルタイムで配信することで、仲間や応援に必要な情報を提供。島の魅力を含めた競技の様子などをドローンで撮影し動画で配信するなどICTを活用しています。
- つくる責任 つかう責任
- 配布資料を紙からWEBと動画での配信にすることで、紙廃棄を削減。備品や消耗品はリサイクル可能な資材に変更しています。またペットボトル廃棄をなくすことで海洋漂流物を削減しています。
- パートナーシップで目標を達成しよう
- 地域の個人事業者や観光事業、交通機関などに大会サポーターとして支援してもらい、地域のみんなで大会づくりを行っています。また大会パートナーアスリートと一緒に地域の環境整備や情報発信を行っています。
これらの取り組みから、石垣島トライアスロン大会は2020年11月、「おきなわSDGsパートナー」に認定されました。
スポーツ大会としての認定は初で、八重山諸島でも初めての認定となりました。
2020年の石垣島トライアスロン大会は中止となってしまいましたが、2021年は4月開催予定です。