石垣島でフルマラソンができるって本当？？

日本最南端の石垣島マラソンとは

「初ランは、石垣島で！」を合言葉に石垣島で毎年1月に行われる石垣島マラソンは、日本最南端で行われるフルマラソン大会です。

全国から4,000人以上が参加する人気の大会で、42.195kmのフルマラソンと24km、10kmの3種目があります。

1月の平均気温は約18℃とマラソンには最適な気温であることと、10kmという短いコース設定があることから、初心者にもおすすめのマラソン大会となっています。

フルマラソンは石垣市中央運動公園陸上競技場がスタート・ゴールのワンウェイで、石垣島の南半分を1周します。海岸線やサトウキビ畑、パイン畑などの美しい景観と、バナナや黒糖、石垣の塩といった石垣島らしいエイドステーションが楽しめます。

全種目で制限時間内にゴールするともらえる名物の完走メダルは、石垣島の粘土を使った焼き物で、ひとつひとつ手作りされています。

またレース後には大会参加者と石垣市民の交流会が開催され、島の郷土料理や抽選会などが行われます。

毎年9月ごろから旅行会社で「石垣島マラソンツアー」が販売されるので、県外から大会に参加される方はツアーの利用を検討してもいいですね。

八重山諸島のマラソンは3つある！

石垣島マラソンのほかにも、八重山諸島で行われるマラソン大会があります。

与那国島で行われる「与那国島一周マラソン大会」と、竹富町で行われる「やまねこマラソン」を含めた3大会をあわせて「八重山三市町マラソン大会」と呼び、“八重山はひとつ”という理念の下、すべての大会でいずれかの種目を完走すると完走証と記念品がもらえます。「八重山3マラソン大会完全制覇者」として、地元の新聞に名前も載るんですよ。令和元年度の完全制覇者は125人。70歳以上の方は8人もいます。

ぜひ皆さんも、気持ちのいい気候の中で3大会完全制覇を目指して参加してくださいね。

与那国島一周マラソン大会

「日本最西端国境の町を走ろう」をキャッチフレ－ズに、毎年11月に与那国島で行われる日本最西端のマラソン大会です。

2019年の大会には600人以上が参加。与那国中学校のグラウンドをゴールに、25km、10kmの種目があります。アップダウンの激しいコースですが、気持ちのいい気候の中で青い海を見ながら走るマラソンは爽快です。どちらの種目も、完走すると「完走証」がもらえます。

大会終了後にはランナーと島民が参加するふれあいパーティが開催され、与那国島の特産品である与那国そばやカジキマグロのお刺身などが振舞われます。また伝統芸能や島唄などもステージで披露され、与那国らしさを感じることができますね。

やまねこマラソン

「さわやかに西表島の大自然を走ろう」をキャッチコピーに、毎年2月に西表島で行われる日本最南端のマラソン大会です。

2020年の大会には1,000人以上が参加。竹富町立上原小学校をスタート・ゴールに、23km、10kmの種目があります。3kmという種目もありますが、こちらは中学生のみ。アップダウンの少ないコースで給水所が多く、ビギナーでも走りやすい大会です。どの種目でも、完走すると「完走証」がもらえます。

大会終了後に行われるふれあいパーティは、ゲストによるショーや島の民俗芸能、抽選会などで盛り上がります。

大会後には西表島観光もできて、レース、パーティ、観光と3度楽しめます。

2020年はヴァーチャル企画、石垣島webマラソンを開催

2020年はコロナの影響でさまざまなイベントが中止になっていますが、石垣島マラソンも例に漏れず、中止となってしまいました。

その代わり、なんとヴァーチャル企画として石垣島webマラソンが開催されました！

エントリー期間は2020年11月1日～21日と過ぎてしまったのですが、とてもおもしろい取り組みなのでご紹介します。

開催期間は11月29日～12月5日の7日間。この間にフルマラソンの42.195kmを累積で走れば完走となります。スマートフォンにGPSランニングアプリ「TATTA（タッタ）」というアプリをインストールし、それで距離を計測します。

今回のコースは走る距離ではなく、石垣牛コース、一般コース、島民コースの3種類となっています。ハズレなしの抽選権がついていて、石垣－羽田のペア航空券や琉球グラスなどが当たります。特に石垣牛コースは時価5,000円相当の石垣牛が必ずもらえて豪華ですね。

どこを走っても距離として計測されるので、「趣味で走ってはいるけど、なかなか石垣島までは行けなかった」という人や、「コロナで運動不足になっちゃって」という人も気軽に参加できる大会です。