石垣島で見ることができるについて詳しく解説しています。
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石垣島の天文台ってそんなにすごいの!?石垣島では珍しい野鳥が見れるの?

自然豊かな石垣島は、地理的条件から渡り鳥や珍しい野鳥がたくさん見られます。全国からバードウォッチングに訪れる人も数多くいます。ここでは石垣島で見られる代表的な野鳥や観測時期、バードウォッチングに適した服装を解説します。

石垣島は野鳥スポット

石垣島は自然豊かな島のため、アクティビティだけでなく、バードウォッチングや野鳥撮影にも最適です。石垣島を含む八重山諸島は、その地理的な条件から珍しい野鳥や渡り鳥の宝庫なのです。毎年、全国から多くのバードウォッチャーが石垣島を訪れます。

石垣島で見られる野鳥には、絶滅危惧種(A類)と国の特別天然記念物に指定されているカンムリワシをはじめ、渡り鳥の亜種リュウキュウアカショウビンや夕方になると見られるカタグロトビ、田んぼを走るシロハラクイナ、牧草地やキビ倒しをしているサトウキビ畑で見られるムラサキサギ、波打ち際にいるクロサギ、集落に棲むズグロミゾゴイ、農耕地で出会えるシマアカモズ、警戒心の強いコウライキジ、春に渡るヤツガシラなど、225種類の野鳥が観察できます。

季節によって見られる鳥は異なるので、ぜひ何度も石垣島に足を運んでバードウォッチングを楽しんでください。

野鳥撮影やバードウォッチングに慣れていないという方は、ツアーに参加することもおすすめです。時期に合わせて見られる場所に案内してくれますし、鳥の生態について詳しく教えてくれますよ。

石垣島で見られる珍しい野鳥の種類

石垣島では、以下のような珍しい野鳥の観察ができます。

カンムリワシ
カンムリワシ 出典:Sea Beans 日本国内では八重山諸島にのみ生息しています。現在の生息数は100羽程度で年々減少しており、国の特別天然記念物,と国内希少野生動植物種に指定されています。全長は55cmほどですが、翼を広げると1m以上になります。頭に冠羽と呼ばれる長い羽があり、威嚇するときなどに逆立てる冠羽がまるで冠のようなことから、カンムリワシという名前が付きました。
なお、「石垣やいま村」ではゲージ越しに保護されたカンムリワシが見られます。
亜種リュウキュウアカショウビン
亜種リュウキュウアカショウビン 出典:Sea Beans カワセミの仲間ですが森林で見ることができる鳥で、体の色と赤いくちばしから「火の鳥」の異名を持ちます。体長約27cm、翼を広げると40cmほどになります。赤いくちばしは硬そうに見えますが意外と柔らかく、薄いプラスチックのような感触。鳴き声がとてもキレイで分かりやすく、最初は高く、最後は低い声で「キュロロロロロロー」と鳴きます。沖縄県竹富町の「町の鳥」に指定されています。
シロハラクイナ
シロハラクイナ 出典:日本の野鳥識別図鑑 奄美大島よりも南で観測できる鳥で、クイナの仲間です。額から顔、おなかのあたりまで白く、それ以外は黒いのですぐにわかります。全長は約33cm。石垣島での繁殖期は2~10月と長いため、運が良ければシロハラクイナの親子連れが見られます。
ムラサキサギ
ムラサキサギ 出典:LOVE-BIRDS.NET 全長78~90cm、翼を広げると120~170cmにもなるサギの仲間です。長い首と、その首に入ったオレンジのラインが特徴的。木々に止まることは少なく、水田、湖沼、湿地などにひっそりといます。
サシバ
サシバ 出典:八重山毎日新聞 10月に見られる渡り鳥で、絶滅危惧II類 (VU)に指定されています。タカの仲間で全長は約50cm、翼を広げると約110cmになります。大群で飛び、その姿は圧巻です。森林地帯に生息し、石垣島で越冬するサシバもいますが、警戒心が強く、なかなか近づけません。
イソヒヨドリ
イソヒヨドリ 出典:日本の野鳥識別図鑑 全長約23cm、青色がとても美しいスズメの仲間です。海岸の崖地やコンクリートの堤防などでよく見かけます。ヒヨドリに似ているためこの名前が付いていますが、実際にはまったく別の鳥です。なお、青いのはオスで、メスは全身がうずら模様の茶褐色です。
リュウキュウサンコウチョウ
リュウキュウサンコウチョウ 出典:Zoo Picker 森林地帯に生息しています。目の周りとくちばしが鮮やかな水色で、とてもかわいらしい鳥です。オスの繁殖期は全長が約45cm、体長の約3倍の長さの尾羽を持ちます。さえずり声は「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」、月・日・星と聞こえることから三光鳥と呼ばれています。
ヤツガシラ
ヤツガシラ 出典:八重山毎日新聞 驚いたり興奮したりすると開く大きな冠羽と翼の縞模様が特徴のヤツガシラ。開けた草地や農耕地に生息しています。細長く下に曲がったくちばしで、地上を歩きながら昆虫などを捕食します。全長は約28cm、翼を広げると約46cmになります。
シマキンパラ
シマキンパラ 出典:日本の野鳥識別図鑑 全長は約11cm、スズメの仲間です。農耕地や草地に生息していますが、もともとは外来種で、飼い鳥が逃げて野生化したと言われています。稲穂などの種子や、昆虫をエサとしています。

観察できる季節をおさえておこう!

観察できる季節をおさえておこう!

石垣島で観察できる鳥の中には、通年見られるものもいれば季節限定のものもいます。

前項でご紹介した珍しい野鳥の見られる時期を、季節ごとに一覧でまとめました。

  • 亜種リュウキュウアカショウビン…3月末頃~
  • ヤツガシラ
  • 亜種リュウキュウアカショウビン…7月後半まで
  • リュウキュウサンコウチョウ
  • サシバ
  • シマキンパラ
  • サシバ
  • イソヒヨドリ
通年
  • カンムリワシ…5月~9月初旬の繁殖期を除く
  • シロハラクイナ
  • ムラサキサギ

見たい野鳥の時期に合わせて石垣島を訪れるのもおすすめです。

バードウォッチングの服装と持ち物

石垣島で野鳥観察をするなら、服装や持ち物に注意しましょう。

時期
服装
持ち物
夏期(5月~10月)
・Tシャツとロングパンツ
・長袖シャツ
※気温が高く、Tシャツとショートパンツで過ごせますが、日差しがとても強くなっています。熱中症や日焼けによる火傷を防ぐために、羽織れる薄手の長袖シャツを持参してください。
冬期(11月~4月)
・長袖、長ズボン
・ナイロンジャケット
※天候が安定しない日が多いため、ナイロンジャケットがあると便利です。
通年
・スニーカー
※ヒールの高い靴などは危険なので避けてください。
・マリンブーツや長靴
※干潟、海、河川等でバードウォッチングをする場合に必要です。ツアーで申し込むと、貸し出してくれることもあります。

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